夫婦ともなれば、お互いに対してまったく不満のないカップルなど、ほとんどいません。
誰でも、パートナーに直してほしい所の一つや二つはあるでしょう。
しかし、いつも不満や文句を言い続けていても、相手にとってBGMのようになってしまい、何の効果もありません。
「あー、またなんか言ってるわー」と、右耳から左耳へと素通りしているかのようなパートナーの態度にイライラしている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、あなたの不満をもっと効果的に夫(妻)に伝え、聞き入れてもらう方法をお教えします。
夫(妻)に不満を言う時の正しい作法
パートナーに不満をぶつけたり、文句を言ったりする正しい方法、というものがあります。
この作法に従えば、無用のケンカを避けられるし、望み通りの反応を相手から引き出すことができるはず。
たった3つのステップなので、ぜひ参考にして夫婦円満になってくださいね。
ステップ1、感情を表現する
パートナーに対してイライラした時、「いつもあなたは・・・」とか「あなたは○○をやってくれない」など、ついつい口から文句が出てしまう人も多いと思います。
でも、不満を聴いてもらいたいと思うのなら、最初から相手に対して超ド直球の文句を言ってはダメなんです。
文句から始めると、ケンカに発展してしまう可能性が高くなります。
なぜなら、いきなり責められたパートナーは、攻撃から自分を守ろうとして、あなたとの間に心理的な壁を作ってしまうから。
大切なのは、パートナーに「ヤバい、また文句を言われる・・・」という警戒心を抱かせないようにすること。
そのためにまずは、あなたがどう感じているのかという「感情」を伝えることがとても重要です。
「感情」は、「正しい/正しくない」で判断できないものだし、ある意味、あなたの実体験を示す真実です。
だから、最初にあなたがどう感じているかを伝えることで、パートナーは「責められるわけではない」と安心し、それによって話し合いやすい雰囲気を作ることができるのです。
どのような感情を伝えるべきなのか?
パートナーに不満を言いたい時、どんな感情を抱いていますか?
怒りやイライラ感だとしたら、ちょっと一呼吸置いて落ち着きましょう(^^)
怒りやイライラの下には、パートナーに大切に想われていない「悲しみ」や「寂しさ」があるのではないでしょうか?
自分の感情をよく見つめて、怒りやイライラの奥にある「本当の思い」を素直に伝えてくださいね。
ステップ2、具体的な状況を話す
自分のネガティブな感情をパートナーに伝えた後、その感情を引き起こした状況や相手の行動について話し始めましょう。
この時に注意すべきことは、パートナーの性格や人となりを責めるのではなく、「パートナーの特定の行動が気に入らない」という言い方をすること。
「約束を守らない」「メールの返信をくれない」などの行動が、あなたを悲しませているということを伝えてください。
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決して、「あなたはルーズすぎる」「あなたは自分勝手」などと、パートナー自身を批判するようなことを言わないように。
ここで批判してしまうと、相手も一気に戦闘モードになり、負けじと言い返したり、自分を守ろうとして防御体勢になったりして、不満を聴いてもらえる状況ではなくなってしまいます。
ステップ3、実行可能な頼み事をする
ここまで上手く話し合いが進んだら、いよいよあなたの不満を解消するために実際に相手にやってほしいことを伝えます。
例えば、「朝、ゴミ出しをしてほしい」とか、「週に2回、皿洗いをしてほしい」とか、パートナーが実行可能なことを具体的にお願いすると良いですね。
ポイントとしては、「彼がそうやっていることを、あなたが想像できるかどうか」です。
パートナーがやっている状況を、あなたが想像することさえできないのであれば、実際に行動してもらうのはムリかもしれません。
3つのステップをまとめると、
1、どのように感じているかを言う
「寂しい」
「無視されているように感じる」
「とても疲れている」
など
2、具体的な状況を言う
「一緒に過ごす時間が少ない」
「私も疲れているのに家事をしなければいけない」
など
3、解決策、頼み事を提示
「時々で良いから、2人で出かけたい」
「食後に散歩をしない?」
「後片付けを手伝ってほしい」
など
このステップに従って、2人とも落ち着いているときに、じっくりと話し合ってください。
きっとうまくいくはずです。
夫婦円満になるコツ
さて、パートナーにあなたの不満を聞き入れてもらうための3つのステップをご紹介してきました。
最後に、夫婦関係が良くなるコツをお教えしましょう。
一つ目のコツは、上でも書きましたが、決してパートナー自身を「批判」するようなことを言わないこと。
あなたがパートナーを批判しなければ、相手は反論したり心を閉ざしてしまうこともなく、あなたは不満を聴いてもらうことができるし、相手から望み通りの反応を引き出すことができるはずです。
問題が起きても、2人一緒に解決策を模索できるでしょう。
二つ目のコツは、性格には変えられないところもあることを理解し、パートナーそのものを受け入れること。
欠点があっても直そうとせず、「こういう人なんだ」と潔くあきらめてしまうんです。
身も蓋もない言い方かもしれませんね(^^;)
ですが、ネガティブな面にフォーカスせず、大きな視点で相手を見ることは、どんな人間関係においても大切なことではないでしょうか?
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