あなたの周りにこんな人はいませんか?
(もしかしたらあなた自身も当てはまる?)
- 自分が一番でなければ気が済まない。
- しょっちゅう自慢している。
- 態度が偉そう。
- 人を人とも思わない自分本位な言動をする。
- 自分が間違っていても謝らない。
- すぐに怒る。
いくつか当てはまるなら、その人は「プライドが高い人」です。
プライドが高くなりすぎて、周囲に迷惑を掛ける人は本当に困りもの。
すぐに怒り、自分の過ちを認めず、どんな時も自分のやり方を押し通す、まるでジャイアンのような人、いますよね。
要は、嫌われ者(^^;)
とはいえ、「プライド」自体が悪いわけではありません。
良い方向にプライドが働けば、目的に向かってがんばる原動力になったり「人のために役立ちたい」という奉仕心を生み出したりしますから。
でも逆に、悪い方向にプライドが働くと、自分のプライドを守るためなら何でもする、独りよがりで他人を思いやることのない「困ったちゃん」になってしまいます。
目次
プライドが高い人の特徴~なぜ人に迷惑をかけて嫌われるのか?
プライドが高くても、人に迷惑をかけなければ何の問題もないんですが、厄介なことにプライドが高い人はたいがい、周囲の人をイライラさせたり面倒なことに巻き込んだりする厄介者。
以下7つのプライドの高い人の特徴を知れば、なぜ彼らが迷惑をかける嫌われ者になってしまうのかが分かりますよ。
思い込みが激しい
プライドの高い人には、一種の思い込みがあります。
それは「自分は価値がある人間で、他の人より優れている」という自意識。
周りはどう思っていようとも、「とにかく自分はスゴイんだ」と勝手に思い込んでいるのです。
自意識過剰なんですね。
で、その過剰な自意識が、「だから自分は特別扱いされるべき」という思考回路につながって特権意識を持つようになる。
その特権意識ゆえに、常に自分がいちばん正しいかのように振る舞って人をけなすような傍若無人な言動をするわけです。
でも、そんなの単なる本人の勘違い。
周りの人は、スゴイ人だなんてまったく思っていないのに、本人だけが「自分はスゴイ」と思い込んでいるという・・・
イタい人なんですよ。
自己愛は強いが、自分に自信がない
プライドの高い人は、自意識だけじゃなく「自己愛」も強いです。
自己愛とは、文字通り、自分に対する愛。要は「自分を愛すること」です。
スピリチュアル好きな人なら、「ありのままの自分を愛しましょう」というフレーズは耳タコほどよく聞きますよね。
この「ありのままの自分を愛する」ことは、人に対して思いやりや優しさを発揮する前提条件として重要なんですが、
プライドが高い人の場合は、ありのままの自分ではなく、「理想化された自分」を愛しているという特徴があります。
「こうありたい自分」という理想像、つまり妄想上の自分を愛しているわけです。
妄想上の素晴らしい自分を愛していると、その理想の自分(スゴイ自分)と、現実の自分(スゴクない自分)とのギャップに苦しむようになります。
つまり、「本当の自分は、理想的な自分とは違う」というジレンマが生まれるわけです。
そして、そこに不安や恐怖、コンプレックスを感じるようになります。
そんな自分自身に対する不安・不満を解消したくて、自分より弱い人をけなしたりいじめたりする。
あるいは「自分はスゴイ」と納得したいがために、他人に自慢して認めさせようとしたり、特別扱いを要求したりする。
結局、プライドの高い人というのは、心の奥底に「本当は、自分は劣っている」という劣等感があって、その劣等感を隠すために「プライド」という名の鎧をまとって必死に自分を守っている臆病者なのでしょう。
怒りっぽい
プライドの高い人は、心の奥に「本当の自分は、理想にはほど遠い」という不安があると、他人を使って自尊心を保とうとします。
自分で埋められない心の穴(不安)を、他人に埋めてもらおうとするわけ。
だから、プライドが高い人ほど、「周囲の人にスゴイと思ってもらいたい」という強い願望を抱きます。
でも悲しいことに、周囲の人はそうは思ってくれないから、「プライドの高い人の自己評価」と「周囲の客観的評価」は大きく食い違います。
そして、プライドが高いゆえに、周囲との認識のギャップを認められず、怒りや欲求不満を溜め込みやすくなり、他人からちょっとでも何か言われると、必要以上に気にしたり怒ったりするのです。
「周りは、俺(私)のスゴさが分からないバカばっかりだ」なんて本気で思ってイライラしている勘違い野郎になるわけですね。
特に、「自分は優れている」という自己評価に根拠がない場合は、より一層怒りっぽくなります。
スポンサーリンク
甘やかされて育ったアダルトチルドレン
プライドが高くて人に迷惑をかける「困ったちゃん」は、親に甘やかされて育った人が多いです。
子供のころから、親に何でもわがままを聞いてもらって、褒められてばかりで怒られた経験なく育つと、大人になってからもそれが当たり前だと勘違いして、人や物事を自分の思い通りにしたがるようになります。
そういう人は、自分の望みが叶わないとすぐに癇癪を起こします。
俗に言う「アダルトチルドレン」ですね。
(全ての人がそうなるとは言い切れませんが、そういう傾向があります。)
アダルトチルドレンタイプでプライドが高い人は、自分を大切に扱ってくれるかどうか、人を試すようなことをします。
人の弱い部分を受け入れられず、人のミスや間違いを許せない傾向もあります。
それは、「自分がいちばん」「自分は特別扱いされて当然だ」という特権意識があるからに他なりません。
実は打たれ弱い
プライドの高い人の多くは、高い目標を掲げます。
野心家なんですね。
それは、「自分が成功に値する人間で、やる気になれば何でもできる」と思い込んでいるから。
「自分は特別だから、すべてうまくいって当然」とも思っています。
でも、こういうタイプほど挫折には弱いもの。
思うように物事が進まず、挫折を味わうことは人生において誰もが経験することですが、「自分は特別」と思っているタイプほど、理想通りに事が進まないと、大きな幻滅とショックを味わいます。
また、プライドの高い人は、他人からちょっとでも批判されると、自分の全人格を否定されたかのように受け取りがち。
それゆえ、周囲からすればそんなにたいしたことがなさそうに思える出来事でも傷つき、落ち込んでしまうことも多いのです。
プライドが高い人は、人に弱みを見せられないという心理が働くのも、打たれ弱い要因
でしょう。
自分のやり方を押し付ける
プライドが高い人は、常に自分のやり方が正しいと信じ込んでいます。
そして、自分のやり方を決して変えようとしません。
その有様は、まるで暴君。
だから、プライドの高い人がいる家庭や職場では、人間関係や仕事においてトラブルが起こりやすくなります。
しかも、当の本人は、その問題の原因が自分にあることに気付いていないので、事態は悪化するばかり。
事態が悪化しても、自分のプライドを守ることばかりにこだわり、あらゆる責任を他人に押し付けるのです。
自分のプライドを守るために妻や恋人をコテンパンにけなす男性なんかは、その典型。
自分の言動のせいで、妻や恋人の気持ちがどんどん冷めていくことにも気付かないのでしょう。
反論を許さない
プライドが高い人は、人からの反論を極度に嫌がります。
誰かが自分の意見に反論したら、それが正論であったとしても決して譲らず、自分の意見を押し通します。
反論されることによって、自分の地位が脅かされることを恐れているからです。
特に、プライドだけ高くて特別な能力や才能がない人は、自分にとって脅威となる相手に対してことさら厳しく当たります。
そして自分の言い分を押し通したせいで事態が悪化しても、まったく責任を取らずに、悪いことはすべて他人のせいにするのだから本当に困りものです。
ストーカーになりやすい
プライドが高い人は、恋愛関係がうまくいかなくなるとストーカー化することがあります。
プライドが高い人はたいてい、「自分はこんなに魅力的なのだから、相手は私のことをいちばんに考えてくれるべき」という強い自己愛を持っています。
それゆえ、相手が自分以外の異性に目を向けることを決して許さず、交際を断られても目の前の現実を受け入れることができないのです。
「こんなに頑張っているオレを振るなんてありえない」「本当は相手は別れたくないはず」と、現実を自分の都合の良いように解釈して、独占欲丸出しで迫ってきます。
こういった現実離れした思い込みは、プライドの高さから生じる強い自己愛のせい。
自己愛が強すぎて、自分が何をやっているのか分からなくなるのです。
恋愛や結婚において、プライドの高さは要注意ポイント。
プライドが原因で、愛する人と上手くいかなくなることはよくありますから。
プライドが高いと、相手に求める条件が厳しくなりがちだし、強い自己愛のせいで「特別扱い」を期待しすぎるのです。
さて。いかがでしょうか。
プライドの高い人の特徴から、彼らがなぜ人に迷惑をかけるのか? なぜ人から嫌われるのか? その理由が分かったかと思います。
なんて、こんな記事を偉そうに書いている私こそ、プライドが高くて迷惑な人にならないように気を付けるべきかもしれません(^^;)
スポンサーリンク