いじめなんて、子供の時だけの問題。
そう思いたいですが、残念ながら、大人になっても職場で他人をいじめる人はいます。
しかも、大人は悪知恵が働くので、子供のいじめよりも陰湿なことも多く厄介です。
「指導」という名のパワハラや新人いびり、周囲にバレないようなずる賢い手口を使ったいじめもあるでしょう。
ここでは、どのようなタイプの人が職場いじめを受けるのかを解説し、いじめに立ち向かう方法をご紹介します。
目次
いじめられやすい人の特徴

子供の時のいじめは、ジャイアンとのび太の関係のように、強いリーダータイプの子が、弱くておとなしいタイプの子を標的にして暴力を振るったり、嫌がらせをしたりするイメージがありますよね。
ですが、大人になってからの職場いじめは、弱くておとなしく、仕事ができない「のび太くん」タイプだけがいじめの標的になるとは限りません。
能力が高くて、上司からの評判が良い「出木杉くん」タイプや、誰からも好かれる「しずかちゃん」タイプもいじめられることがあります。

なぜなら、優れている人は、他人のやっかみや嫉妬を受けやすいからです。
職場でいじめられやすい人の4つの特徴を簡単に説明します。
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能力・スキルが高い
横並びを良しとする体質の会社では、周りの人よりも能力やスキルが高くて目立つ人がいじめのターゲットになりやすいと言えます。
自分の成果やアイデアを同僚や先輩に横取りされる、上司にこき使われるなどのいじめを受けることがあるかもしれません。
本人はまったくその気はないのに、周囲の人間が勝手に「自分のポジションや仕事を奪われるかもしれない」という恐怖心や劣等感を感じ、いじめという行動に走るのです。
人気者
周りから好かれている人が、特定の相手から嫌がらせを受けるケースもあります。
その原因は、嫉妬心です。
男性社員や上司からちやほやされている若い女性社員に対するお局さんの嫌がらせは、嫉妬によるいじめの典型的な例です。
また、チームをまとめるような統率力のある人もいじめの対象になることがあります。
いじめる人は、自分が主導権を握りたいと思っていて、邪魔な相手に嫌がらせをしているのです。
内気でおとなしい
性格が内向的や心配性、繊細過ぎる人は、外向的で自己主張の強い人よりもいじめを受けやすいと言えます。
内向的性格の人はストレスに弱いため、うつなどの精神疾患にもかかりやすく、いじめが症状を悪化させるので注意してください。
周りの人と違う
容姿や年齢、性別、病気・障害、ファッションなどが理由でいじめを受ける場合もあります。
例えば、太っている、LGBT(性的マイノリティ)、同僚よりも年上など、何かしら目立つ点がある人はいじめのターゲットになりやすいのです。
職場においていじめられるタイプは多岐にわたり、どんな人でもいじめの被害に合う可能性はあります。
知っておくべきなのは、職場でのいじめの場合、どんな人であれ、いじめられる側に責任はないということ。
職場であなたがいじめられるのは、あなたのせいではないのです。
いじめる側の責任、あるいはいじめを放っておく会社の責任です。
もし、あなたの態度に悪いところがあるのなら、いじめというイヤミで陰湿なやり方ではなく、社会人としてきちんとした方法で伝えるべきだと思いませんか?
だから、「いじめられる私が悪いんだ」と自分を責める必要はまったくありませんよ。
いじめに立ち向かう方法

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いじめを受けると、「なぜ私が?」というショックで頭がいっぱいになりますよね。
気分の落ち込みや食欲不振、不眠など、心身に悪影響が出ていませんか?
いじめられたらどんな行動をすべきかをまとめたので、辛い状況を乗り越えるための参考にしてください。
辞めるべきか、とどまるべきか決める
一般的に、職場いじめは根が深いことが多く、解決に時間がかかるものですが、いじめられている状況を改善する方法は4つあります。
- 会社を辞める。
- 異動願いを出す。
- 上司やコンプライアンス窓口、法的機関に相談する。
- カウンセラーや人間関係の専門家に相談する。
いじめる人間というのは、連続殺人鬼のようなものです。
常に誰かをいじめていて、相手が逃げ出したら、別のターゲットをみつけていじめを繰り返すのです。
いじめる人間の行動や態度を変えることは難しいですが、あなたが行動することで状況を変えることができます。
いちばん早い解決法は、会社を辞めること。
「自尊心を傷つけられてまでやる仕事ではない」と判断したのなら、さっさと退職してしまいましょう。
ただ、辞める前に一度カウンセラーや人間関係の専門家に相談してみると良いかもしれません。
第三者にアドバイスをもらうことで、解決の糸口が見つかることもあります。
仕事を辞めたくない場合や、いじめから逃げずに立ち向かいたいのであれば、異動願いを出す、または、上司やコンプライアンス窓口、人事部などに相談する道があります。
相談する際は、次に説明する「いじめレポート」を作成してください。
もし、酷いいじめを受けているのに会社が何も対策をしてくれないのであれば、労働局や労働基準監督署、検察、新聞社、雑誌社などの外部機関に通報するのも一つの手です。
あなたは、どうしたいですか?
いじめレポートを作る
いじめの事実を、上司や人事部、コンプライアンス窓口、外部の機関などに報告する前に、いじめの詳細を書いたレポートを作成してください。
どこに相談するにしても、本格的に対応してもらうためには、いじめの経緯を文書化して提出する必要があるからです。
そして、そのレポートは、実際にいじめがあったという証拠にもなります。
レポートには、いじめのあった日時、言葉、行動、名前、あなたがいじめを受けてどう感じたかを詳しく記載します。
もちろん、関係する書類やメールなどは保存しておきましょう。
いじめを報告する
いじめレポートを作成したら、上司、社内の部署、外部機関などにいじめを受けていることを伝え、レポートを提出しましょう。
きちんとした体質の会社であれば、いじめる人を異動させるなり、話し合いの場を設けるなり、何かしらの対応をしてくれるはずです。
報告する際は、感情的にならず、事実だけを伝えるように心掛けてください。
泣いたりわめいたりして感情的になると、論点があいまいになり、「いじめに対してきちんとした対応をしてもらいたい」というあなたの思惑が伝わらなくなってしまいます。
いじめを相談する相手に困ったら・・・
いじめは、一人で対処することが難しい問題です。
上司やマネージャーなどにいじめを報告してもまったく改善せず、かえっていじめが悪化することもよくあります。
従業員の権利を守る制度がしっかりしていない会社や、いじめを軽く見る会社の場合、社内コンプライアンス窓口や人事部に相談しても、「指導の一環であり、いじめではない」と言い逃れをしたり、会社の外聞を気にしていじめの事実を隠したりすることもあるようです。
かと言って、直接社外の法的機関に話を持っていくのは、会社を敵に回すことになるので、退職する覚悟が必要だし、裁判になる可能性を考慮するとなかなかできることではありません。
相談する相手が見つからない時は、カウンセラーや人間関係の専門家に頼ってください。あなたの状況を理解してくれる人に、サポートやアドバイスをもらうのです。
誰かに相談することで、あなた自身も客観的に状況を把握できるようになり、思ってもみなかった解決策が見つかることもあります。
電話占いにもカウンセラーが在籍しており、難しい人間関係の悩みも相談できるので利用してみてください。
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