私は子供の頃から目に見えないモノを感じる力がありました。
それは霊能力と言えるほど強い力ではなく、身の回りや自分に向けられたエネルギーを直感で感じ取るようなものです。
例えば、人の感情や考えていることが分かったり、ちょっとだけオーラが視えたり、姿が見えないけれど何かがいる気配を感知したり・・・・
最近は、死んだ人の霊から「質問があるんですが」って耳元でささやかれたこともあります(^^;)
たまに、ものすごい邪悪な気配や重ーい空気を感じることもあるんですが、それはたいてい生きている人間からのエネルギー、つまり「生霊」です。
目次
生霊とは
霊には2種類あります。
1つは、死んだ後、成仏せずにこの世に留まっている魂。一般的に「悪霊」と呼ばれているものです。
そしてもう1つは、生きている人間の念がカタチとなった霊。これが「生霊」ですね。
どちらが厄介かと言うと、断然「生霊」です。
死んだ人の霊より、生きている人の霊の方が何倍も恐ろしいです。
死んだ人の霊が生きている人に害を及ぼすことはあるけれど、たいていイタズラ程度ですから。
私の体感で言うと、10人の死んだ人の霊より、1人の生霊のパワーの方が強いです。
生霊はパワーが強い分、人間に及ぼす害も大きいんです。
霊というのは、要は「人間のエネルギーが固まったもの」。
死んだ人間よりも、生きている人間のエネルギーの方が強いのは当然ですよね。
生霊の場合、特定の相手に対する執着や、相手を攻撃する念や恨み、「人生をめちゃくちゃにしてやりたい」「死ね」「不幸になれ」などの願いを持っている人の、そういうネガティブなエネルギーが固まりとなって相手の元へと飛んでいき、相手の身体に張り付きます。
そう。文字通り、エネルギーが人間に「張り付く」んです。
それが生霊に取り憑かれるということ。
霊視できる人が見ると、生霊はどす黒い煙のようなもので、それが相手の上半身(特に頭や肩、背中)にベタっと張り付くらしいです。
(私は視えませんが、占い師の友人は視えると言ってました)
生霊に取り憑かれたときに起こること
生霊が取り憑くと、その負のエネルギーによって体調不良や病気、数々の不幸が起こることがあります。
パワーの強い生霊に取り憑かれた場合は、死につながる病気になったり、原因不明で衰弱したり、事故や破産など、人生が急降下するような大きな不幸が訪れたりすることも多いです。
かの有名な「源氏物語」では、六条御息所が光源氏の正妻である葵の上に嫉妬し、生霊を使って葵の上を病床に追いやり、ついには命までも奪いますよね。
六条御息所のような嫉妬深い女性は、生霊を飛ばすことが得意です。
ただ、一般的な生霊は、六条御息所のようにストレートで分かりやすい攻撃をすることは滅多になく、たいがいは、小さくて分かりにくい攻撃を長期間続けて、ヘビの生殺しのようにゆっくりとターゲットを痛めつけます。
例えば、まず仕事をクビにし、次に友達を失わせ、それからギャンブルさせて破産させ、最終的に自殺に追い込むとか。
恐ろしいですよ。
強い生霊は、憑依してターゲットの人格を操ることもできるので、そういうこともできてしまうんです。
パワーの強い生霊に憑依された時は、最初に耳鳴りがします。
周りの空気が重く感じるのに加えて耳鳴りが続くようなら、生霊の憑依を疑ってみた方がいいでしょう。
生霊に取り憑かれた時に起こることの一例
- やたら疲れる
- 身体のふしぶしが痛む
- 頭が重い、ぼやっとする
- 急に身体が重くなる
- 周囲で奇妙な現象が起こる(ラップ音、物が勝手に動くなど)
- 吐き気
- 身体に違和感(焼けるような刺すような感覚)
- 金縛り
- 目まい
- 不幸な出来事
- 事故、アクシデント
- 金銭トラブル
- 人間関係のトラブル
生霊に取り憑かれているか確かめるには?
実際に体調不良や数々のトラブルが起きても、それが本当に生霊のしわざなのか、判断に迷うことが多いと思います。
「生霊」という概念自体、信じていない人も多いですからね。
そこで、生霊に取り憑かれていることをハッキリさせる方法をお教えします。
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生霊を飛ばしている相手を観察する
生霊は、取り憑かれた方だけがダメージを負うものではなく、生霊を飛ばした人にもダメージがあります。
つまり、生霊を飛ばしている人も、身体や精神になんらかの悪影響が現われているはずなんです。
例えば、常識的な言動ができなくなっていたり、目が死人のようにどんよりとしていたり、体力が急激に落ちていたり・・・・
なぜかというと、生霊を飛ばすということは、その人の生命エネルギー(チャクラエネルギー)の一部を身体から分離させるわけだから。
自分のエネルギーを切り取って遠くに飛ばすので、体力的精神的にかなり消耗するのです。
あなたが恨みを買ったであろう相手をよく観察してみて。
なにか異常なところが見られたら、ビンゴ。多分、その人はあなたに生霊を飛ばしているのでしょう。
周囲の人を観察する
「類は友を呼ぶ」とはよく言ったもので、生霊に取り憑かれていると、生霊を飛ばしている人と似ている人ばかりが寄ってきます。
例えば、あなたに生霊を飛ばしている人が依存心の強いタイプだったら、あなたも依存心の強い人ばかりと出会うようになって、人間関係がドロドロベタベタしてきます。
あなたの周りには、どんな人が多いですか?
もし、精神性の低い人ばかりと縁があって人間関係のトラブルが絶えないのであれば、あなたに取り憑いている生霊が原因と考えられます。
生霊の祓い方
心の中で謝る
生霊を飛ばしている相手が分かっている場合は、何はともあれ「ごめんなさい」と謝ってしまいましょう。
直接会うのではなく、心の中で謝るだけでOK。
自分が悪くない場合や、相手に誤解されている場合でも、とりあえず謝る。
すると、生霊はとたんに離れ、急に体調が良くなったり、トラブルが解決することがあります。
心の中での謝罪は、相手が常識的な人や、自分で気付かずに念を飛ばしている人の場合に特に効果があります。
ただ、逆恨みして嫉妬の念を飛ばしたり執着する人間の生霊の多くは、こちらが謝罪のエネルギーを送っても消えないことがほとんどです。
心の中で謝っても生霊が離れない場合は、相手の幸せを祈ったり、気持ちを受け止めてあげると反省して離れることがあります。
とはいえ、自分の非を認めない歪んだ性格の人の生霊は、一度離れてもまたすぐに戻ってくることが多いので厄介です。
守護霊を通じて和解する
生霊の祓い方について他のブログを読むと、「直接会って謝罪したほうがよい」と書いてあることが多いですが、私としては、直接本人と会うことはあまりおすすめしません。
なぜなら、生霊を飛ばすということは、それだけ悪意の強い人なので常識的な話し合いができない可能性が高いからです。
誤解を解こうとして会ったとしても、さらに関係がこじれて生霊による害が大きくなる可能性もあるし、呪詛のような悪質極まりないエネルギーを使った犯罪になる可能性も無きにしも非ずです。
相手の人格を考えて、少しでも危険があるようなら、直接会うことは避けて、自分と相手の守護霊を通じて和解するようにしたほうが良いでしょう。
守護霊を通じた和解のやり方など詳しいことは、霊能力者(除霊・浄霊ができる人)に依頼すると相談に乗ってもらえます。
盛り塩
盛り塩は、弱い生霊には効果があります。
基本は、玄関や家の四隅に盛り塩を置いて結界を作るんですが、一戸建ての場合は部屋の中よりも、家をぐるっと囲んだ外に盛り塩を置く方が効果があるようです。
ただ、あくまで盛り塩は程度の軽い時の対策であって、強い生霊に取り憑かれている場合はあまり効果を感じられないと思います。
なにせ、生霊のパワーは、生きている人間から絶え間なく送られてくるものなので、盛り塩だけでは防ぎようがないんです。
日本酒と塩で入浴
日本酒と塩を入れた湯船に浸かるのも、生霊を祓う効果があります。
憑依されやすい人や他人の念を受けやすい人は、生霊に取り憑かれるのを防ぐために定期的に入浴すると良いでしょう。
浴槽にお湯を張り、粗塩と日本酒(純米酒。安いものでOK)を一カップずつ入れて浸かってください。
さて、生霊を祓う方法を4つご紹介してきましたが、最後に注意事項があります。
生霊を祓う時、まれに好転反応が起きることがあるんです。
発熱や目まい、重苦しい気分などが起きたら、それは浄化作用による好転反応の可能性があります。
好転反応といっしょに、体内から生霊が排出されている感覚を感じる人もいます。
もし、1人で対処できる自信がない時は、決して無理をせず、除霊・浄霊ができる霊能力者に相談してくださいね。
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